いまさらながらお盆とは?
お盆休みに突入しましたが、外国人に「お盆てなに?」と聞かれるとうまく答えられなかったりします。
「先祖の霊をお迎えして、供養する日」とか説明しても理解しにくいみたいです。
仕事柄、海外の人とやりとりすることが多いのですが、毎年、お盆休みを説明するのは大変なんです。
お盆は、日本特有の伝統行事なので、説明が難しいですね。
また、地域によって時期や作法が違っているので、それもわかりずらい理由の一つかもしれません。
まず、時期については、そもそも旧暦にしたがって行われていたのに、明治時代に改暦したのでバラバラになってしまいました。
いまでも、7月15日前後だったり、8月初旬だったりする地域もありますが、ほとんどは、いわゆる「お盆休み」の期間に行われることが多いと思います。
といっても、8月13日がお墓参りだったり、15日がお墓参りで16日は休みという地域もあるようです。
また、「先祖を供養する日」という理解が一般的かもしれませんが、先祖だけでなく「死んだ人」全般を供養するという意味がある地域もあります。
そんな意味の違いが、お供え物や作法の違いを生んでいるのかもしれません。
もともとは仏教の行事のひとつだったものが、日本にたどり着き「死者を供養する」という意味を与えられ、地域ごとの違いが生まれ、現在も進行形で変わり続けているといったところでしょうか。
まさに「諸行無常」ですね。
海外の人は、宗教観とか精神世界の話しになるとすごく興味を持つ人が多くて、根掘り…